椎間板ヘルニアでブロック注射が効かないあなたへ

ヘルニアなどで使われるブロック注射の基礎知識

整形外科では強い痛みを訴えられる時にブロック注射を用いられることがあります。これは、何をしているのかというと痛みを伝える神経の経路をブロックする、すなわち遮断する方法です。
体のどこかが傷つくと私たちはすぐに痛みを感じます。これは、傷ついた場所にある神経から刺激の情報が脳に送られるためです。

ヘルニアの痛みはどんな仕組みで遮断されるのか

刺激の情報は、まず末梢神経の末端部(侵害受容器)で受け取られ、神経から背骨の中を通る脊髄を通り、そして大脳ではじめて刺激の情報が痛みと解釈されます。
この事実は、私たちは痛みを脳で感じているということです。刺激の信号が脳に達しなければ、体がどれほど傷ついていても痛みを認識しないのです。

神経ブロックには2つの方法がある

神経ブロックには主に2つの方法があり、一つは麻酔薬や鎮痛薬を神経または神経の周囲に注射器で注入して一時的に神経を麻痺させる方法です。もう一つは神経をアルコールなどで破壊して痛みの信号が流れないようにする方法です。腰痛などに対しては前者の麻酔薬を用いる方法が一般的です。

神経ブロックの効果はいかに?

麻酔薬の効果は一時的ですが、1〜2週間に1回程度を繰り返して行うことで、麻酔が聞いていない時間帯の痛みも徐々に軽くなっていくとされていますが、実際には個人差が大きく痛みの緩和が1日しか持たないと言う場合もあります。その理由は神経ブロックを行っても、麻痺させた神経の支配領域に痛みの原因がなければ痛みはおさまらないのです。

<ヘルニアでブロック注射が効かない時のまとめ>

・ブロック注射は痛みを伝える神経の経路を遮断する手段のこと。

・痛みの信号は、痛みの発信源の神経から背骨の中の脊髄を通り、大脳に届くことによって脳が痛みを認識する。

・痛みの信号が脳に達しなければ、体がどれほど傷ついていても人は痛みを認識しない。

神経ブロックを行っても、麻痺させた神経の支配領域に痛みの原因がなければ痛みはおさまらない

・ブロック療法には複数の種類があり、適切と思われる選択が適用される。

ヘルニアなどで行われるブロック療法の種類と禁忌

神経ブロック療法の対象になるのは、非ステロイド系の消炎鎮痛薬を使用しても痛みが十分におさまらない方です。
しかし、体の一部が麻痺している、排尿や排便に問題がある、出血している、免疫が低下している(感染症の危険がある)場合などはブロック療法は適用されません。そして、ブロック療法には硬膜外ブロック・神経根ブロック・トリガーポイントブロック・関節ブロック・末梢神経ブロックなどの種類があります。ここでは、それぞれの特徴をお話ししていきたいと思います。

ブロック注射その1 硬膜外ブロック

脊髄や脳の周りは髄液と呼ばれる液体で満たされており、それらの周囲を硬膜と呼ばれる膜がしっかりと包んでいます。硬膜外ブロックは、脊髄を包む硬膜の外側の空間(硬膜外腔)に麻酔薬を注入します。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症(主な症状が足のしびれや痛みの場合)、頚椎症などの方に対して用いられます。

ブロック注射その2 神経根ブロック

精髄からは神経が何本も枝分かれしています。この枝分かれした直後の部分は神経根と呼ばれます。お腹が側に向かう神経根(前根)は体の運動を制御し、背中側に向かう神経根(後根)は感覚情報を伝えています。神経ブロックを行うには、痛みを感じている部分の神経根(後根)に麻酔薬を直接注入するか、神経根の周りに注入します。特定の神経根の正確な位置に注入しなくてはならないので、X線の透視画像を確認しながらブロックを行います。

このブロックは、痛みの領域が限定されているか硬膜外ブロックで効果がない時に用いられます。どこから痛みが発しているのかわからない時や医師が診断のために行うこともあります。

ブロック注射その3 トリガーポイント・ブロック

体のある1カ所を指などで押すと、急に痛みが広がることがあります。これをトリガーポイントと呼びます。トリガーポイントは硬くなっている場所にあることが多く、痛みを感じる領域にある場合もありますが、痛みを感じていない場所にあることもあります。
トリガーポイント・ブロックは、痛みを引き起こす起点となるトリガーポイントに薬剤を注入する方法です。

ブロック注射その4 関節ブロック

関節内に麻酔薬を注入する方法です。背骨を作っている椎骨が上または下の椎骨とつながる関節に薬を注入する椎間板ブロック、腰の仙骨と腸骨(骨盤の一部)の関節部に薬剤を注入する仙腸関節ブロックがあります。

ブロック注射その5 末梢神経ブロック(坐骨神経痛時など)

体の中を通る各部の神経のまわりに薬を注入します。首の痛みなどがある時に行われる腕神経叢ブロック、坐骨神経痛を対象とする坐骨神経ブロックなどがあります。

ブロック注射の注意点

神経ブロックは、まれに感染症や出血などを引き起こしたり、神経を傷つけたり、針によって組織に炎症を起こしたり、また硬膜外ブロックによって血圧が急低下するリスクが報告されています。

<ヘルニアなどでも行われるブロック注射の重要ポイント>

神経ブロックを行っても、麻痺させた神経の支配領域に痛みの原因がなければ痛みはおさまらない

・ブロック療法には複数の種類があり、それぞれ適切と思われる選択が適用される。

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椎間板ヘルニアの神経痛の原因は?

椎間板ヘルニアの神経痛の原因は?

神経も生きた細胞です。なので、当然酸素や栄養の補給が必要になります。このため背骨の中を通る脊髄から続く馬尾神経や神経根が圧迫されると、神経に浮腫(むくみ)ができて、血液の流れが悪くなります。

神経の血流障害をそのままにすると…

神経に血液の流れが悪くなった血流障害が続くと、だんだん神経の機能が低下します。すると、神経が線維化して本来の働きができなくなったり、神経線維の脱落した部分に線維芽細胞と呼ばれる余分な細胞ができたりします。こうなってくると、神経内の信号は本来の伝達速度で働けなくなり機能低下を招きます。

神経が正常に働かないことによる弊害

神経が正しく機能していない状態では、歩いたりなどした際に歩行の刺激に対して、本来作動するはずの神経が正常に働かないため、歩行自体がぎこちなくなったりする場合もあります。このような状況が続くうちに次第に運動パターンがおかしくなり、以前より体に負担がかかるようになってしまいます。

神経痛を起こす慢性的な圧迫

神経根の虚血(血液が足りない状態)は、いわゆるヘルニアによる神経の圧迫がなくても、痛みを伴う異常感覚が起こる。神経内の微小な血管に対する圧迫が続くことは、神経そのものを徐々に損傷させてしまうことだと理解すると、痛みや痺れを放っておくことが、症状を進行させることに繋がることは容易に想像できる。

椎間板ヘルニアの神経痛の原因は?のまとめ

・神経も生きた細胞なので、当然酸素や栄養の補給が必要になる。

・神経に血液の流れが悪くなった血流障害が続くと、だんだん神経の機能が低下する。

・神経が正しく機能していない状況が続くうちに、次第に運動パターンがおかしくなり、以前より体に負担がかかるようになる場合がある。

・神経根の虚血(血液が足りない状態)は、いわゆるヘルニアによる神経の圧迫がなくても、痛みを伴う異常感覚が起こる。

・まだ耐えれるからと痛みや痺れを放っておくことが、症状を進行させることに繋がることは容易に想像できる。

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腰痛で困ることの多い椎間板ヘルニアとは何か?

椎間板ヘルニアとはどんな病気か?

背骨はいくつもの椎骨がつながって出来ています。椎骨同士の間には、背骨の衝撃を吸収するクッションの役割を果たす椎間板という軟骨がはさまっています。この椎間板が椎骨の間から後方にはみ出すことを「椎間板ヘルニア」と呼びます。

はみ出した椎間板は、時として背骨の内部を通る馬尾・神経根と呼ばれる神経を圧迫することがあり、この時に痛みや痺れを感じる。※これはあくまで一般論で実際にはヘルニアが出ていても痛みを感じない場合もあり、必ずしも画像上でヘルニアが出ているから、痛みや痺れの原因となるわけではない。

じつは椎間板は20歳から老化が始まる

椎間板は木の年輪のような作りになっており、中心部はゼリー状で髄核と呼ばれ、その周囲を線維輪と呼ばれるコラーゲンなどで出来た組織が取り囲んでいます。

椎間板は加齢とともに徐々に弾力性を失っていきます。椎間板の髄核に含まれている水分は20歳ごろから、線維輪の水分も30歳ごろから失われていくためです。

仕事で同じ姿勢を続けるなどして椎間板に無理な力が加わると、老化した線維輪が押しつぶされて外に出たり、亀裂が出来て中の髄核が腰部の脊柱管に飛び出すことがあります。

椎間板ヘルニアはいろいろな場所で起こる

椎間板ヘルニアは背骨のあらゆる場所に起こる可能性がありますが、多いのは腰の位置(腰椎)と首の位置(頚椎)の椎間板ヘルニアですが、ここでは腰の椎間板ヘルニアを取り上げます。

腰の骨は5つの椎骨から構成されており、その間にそれぞれ椎間板が挟まれています。第4腰椎と第5腰椎に挟まれている椎間板と、第5腰椎と仙骨に挟まれている椎間板がもっともヘルニアを起こしやすく、90%以上の方はこれに該当します。

椎間板ヘルニアの2つのタイプ

椎間板ヘルニアは一般に、脊髄から枝分かれしている太い神経の根元(神経根)が圧迫されることによって発症します。神経根の圧迫のされ方によってヘルニアは2つのタイプに大別することが出来ます。

第1はヘルニアが神経根を圧迫して脊柱管の後方に押しやるタイプで、「神経根圧排型」と呼ばれます。
第2は、ヘルニアだけでなく、脊柱管や靭帯などが神経根の前後をはさみ込むもので、このようなヘルニアは「神経根絞扼型」と言う名がついています。

圧排型と絞扼型のどちらになるかは、突出したヘルニアの大きさ、脊髄を通す脊椎の脊柱管の広さ、ヘルニアの形状などによって決まります。

椎間板ヘルニアの神経根圧排型

神経根が椎間板ヘルニアに圧迫され、後方に移動しています。脊柱管の内側の骨や黄色靭帯は厚くなっておらず、脊柱管は狭くなっていません。

椎間板ヘルニアの神経根絞扼型

腰の脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアが合併したものです。
脊柱管の骨や黄色靭帯が厚くなり、脊柱管と椎間孔(神経根が脊椎から出て行く穴)が狭くなって脊柱管狭窄症になっているところに椎間板が脱出し、ヘルニアとなります。その結果、神経根は脱出した椎間板だけでなく肥厚した脊柱管の骨や靭帯にも締め付けられる形(絞扼)になります。

上体を前にかがめても後ろにそらせても足が痛みます。神経根絞扼型の症状は一般に重症度の等級が高く、圧排型よりも体の動きが不自由になります。保存療法で待っているだけでは改善されないことが多く、手術が必要になることも少なくありません。手術の場合は狭くなった脊柱管を広げ、飛び出した椎間板ヘルニアを切除します。(※手術を行ったからといって、痛みや痺れがなくなるという保証があるわけではありません)

椎間板ヘルニアとは何か?のまとめ

・椎間板の中身が椎間板の後方にはみ出すことを「椎間板ヘルニア」と呼ぶ。

・必ずしも画像上でヘルニアが出ているから、痛みや痺れの原因となるわけではない。

・椎間板の髄核に含まれている水分は20歳ごろから、線維輪の水分も30歳ごろから徐々に失われていく。

・腰の4番と5番に挟まれている椎間板と、腰の5番と仙骨に挟まれている椎間板が特にヘルニアを起こしやすく、90%以上の方はこれに該当する。

・ヘルニアには「神経根圧排型」と「神経根絞扼型」がある。

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「しびれ」の原因はヘルニアではない?!

今日のテーマは
腰痛の時に起こるヘルニアやそれに伴う
坐骨神経痛やしびれについてお話ししています。

「しびれ」の原因はヘルニアではない?!

私の院に来られる患者様でも
当然病院でMRIを撮ってヘルニアと診断されて来る方も
たくさんいらっしゃいます。

ですが、
いろいろ体をチェックしていくと

んん?
これはヘルニアと診断されているけど、
しびれの原因自体はヘルニアが原因じゃなさそうだ。
という方は結構いらっしゃいます。

なんでそんなことが起こるのか?
今日はそんなことを話しています↓

ここからは動画ではなく、文章で読みたい方のために。
↓動画の概要を文字起こししたものを掲載します。

 

大久保整体院の大久保です。
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。

今日は、痺れの原因というのが、
ヘルニアとは限らないというお話をしていきたいと思います。

その痺れは本当にヘルニアなのか?

よく来院される患者さんで痺れがある方がいらっしゃいます。
そして整形外科に行かれて、
レントゲンを撮ってヘルニアと言われました。
という方がいらっしゃるんです。

でも実際いろいろな検査でチェックをしてみると、
ヘルニアでは無さそうだなという方はたくさんいらっしゃるんです。
今日はそういう一例をお話したいと思います。

ヘルニアだけが痺れの原因ではない事実

↓まずは下の画像を見てください。

骨盤や背骨があって、股関節までが映っています。
筋肉はこうやって実際に体の中を腰の骨から
股関節についていったりだとか
色々入り組んで付いているんです。

そして、見てほしいのが黄色い線みたいなのが出ています。
筋肉の途中からつき出てくる神経もあれば、
筋肉と筋肉の隙間から出てくる神経もあるんです。

例えば筋肉と筋肉の隙間から、
出てくる神経は筋肉と筋肉が硬くなって、
その隙間で神経が挟み込まれる場合もあるのです。

足の痺れと言っても、このようなケースもあるのです。
この場合の痺れだと、
ヘルニアの痺れとは全く別の原因で
痺れが出てくるパターンというのがあります。

なので、ヘルニア以外にも色んな痺れの出方もありますし、
画像検査以外の体を診ていくチェックの仕方によって、
どこがどういう風に原因が出ているというのが色々分かります。

ヘルニアと言われても希望はある

もしかすると、
あなたがヘルニアと言われて悩んでいるような痺れでも、
全然関係ないような場所での痺れかもしれないのです。

その場合だと、
しっかり筋肉や関節の調整をする事によって
改善する方もいらっしゃるので、
一度参考にしてもらえるといいかと思います。

本日もブログをご覧いただきありがとうございました。

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腰痛ヘルニアで行う病院での画像検査はどんなもの?

腰痛やヘルニアの時、病院の検査は何をする?

腰痛や椎間板ヘルニアの時、一般的には背骨に異常があるのではないかとされています。そこで、整形外科などでは診断の際には画像診断を行って背骨の状態を確かめます。

画像検査には、X線検査(レントゲン)、CTスキャン、MRIなどがあります。これらはそれぞれ特徴があり、目的に応じて使い分けます。その際に、背骨の異常と同じような症状が現れる病気(脳や血管の病気など)ではないことを確認するため、腰以外の場所の検査を行うこともあります。

高齢者は何らかの異常があることが多いが…

高齢者のほとんどは、画像検査を行うと背骨に何らかの異常が見つかることが多いとされています。しかし、画像上では異常があっても、痛みの原因は必ずしも画像検査で見つかった異常によるものとは限らないため注意が必要です。

腰痛ヘルニアといえばレントゲン撮影

X線で体を透視し、骨の状態を観察する方法です。正面、側面、斜め方向などから撮影します。様々な姿勢で撮影できるため、特定の姿勢で生じる問題なども把握することができます。
X線検査では、背骨を構成する椎骨のズレ、椎骨の形態の変化、骨、靭帯の骨化、腫瘍などを見分けることができます。しかしX線検査では筋肉や軟骨などはほとんど捉えることができません

場合によってはCTスキャン(X線CT)

体の周囲からX線を照射し、受け取った情報をコンピューターで再構成して体の断面図を映像化する方法です。様々な方向のX線透過度の情報が得られるため、X線では見られなかった方向からも骨などの組織を詳細に映像化でき、筋肉や軟骨なども観察することができます。

そして、CTは特に脳出血・脳梗塞など脳の問題が疑われる場合に選択される場合が多い。これはCTは、MRIと違って画像化されるまでの時間が短いため、一刻を争うような場面ではCTが重宝される。

椎間板ヘルニアの診断といえばMRI

MRIとは、水素原子の中心部の原子核が持つ磁気を利用する方法です。
水素の原子核は強い磁場の中に置かれると磁気の方向がそろいます。このとき電磁波を当てると原子核は電磁波を吸収して振動し(共鳴)、そのあとに電磁波を放出して元の状態に戻ります。電磁波が放出されるタイミングは周りの組織の状態によって異なります。そこで、放出時間の違いを利用して体内を映像化するというのがMRIの仕組みなのです。

CTが骨や腫瘍など密な組織の撮影にすぐれているのに対し、MRIでは軟骨や筋肉、神経などの軟らかい組織(水素が大量に存在)の撮影を得意としています。靭帯や神経、ヘルニアの位置や脊柱周辺組織の状況に加え腫瘍の観察などが主なポイントとなります。

腰痛ヘルニアで行う画像検査のまとめ

・整形外科などでは診断の際には画像診断を行って背骨の状態を確かめる。

・高齢者が画像検査を行うと背骨に何らかの異常が見つかることが多い。

痛みの原因は必ずしも画像検査で見つかった異常によるものとは限らない。

・X線検査では筋肉や軟骨などはほとんど捉えることができない。

・MRIでは軟骨や筋肉、神経などの軟らかい組織の撮影を得意としている。

PS. ここからさらに重要↓

重要なポイントとしては画像だけで痛みを判断しないことです。
これについては、本などを書いている著名な整形外科の医師も画像だけで診断すると見誤ると言っています

そして、MRIやレントゲンの画像の状態と実際の痛みや痺れが一致するのかテストする方法はしっかりあるのです
あなたは、筋肉や神経の機能を確かめる検査をされましたか?
実際には、ほとんどの方がそういった専門性の高い検査はされていません。当院では、神経の機能や筋肉の働きなどもチェックすることによって、細かく体の状態をチェックすることによって、正確な検査と施術を心がけています。適切な見立てをされているのか心配な方は、一度ご予約の上来院下さい。

この記事があなたの症状改善のお役に立てれば幸いです。

腰痛ヘルニアで手術後に再発の可能性は?

まずはじめに手術とは

手術とは、体を切り開いて病気の原因となっている部分を切除したり、傷ついた部分を修復することを目的としています。
腰のヘルニアの手術も、髄核と呼ばれる椎間板から突出した部分を取り除いて、症状を改善することを目指しています。

ヘルニアの手術は完璧か?

手術を行えば痛みや痺れは完全に消えて、元の体に戻れるだけでなく、症状が再発することもないと考える人も中にはいるかもしれません。
しかし、椎間板を突き破って飛び出した髄核だけが問題ではなく、背骨やその周囲を構成する組織が傷つき損傷し、痛みや痺れを起こす直接・間接の原因になっている場合があるのです。そのため手術をして一時的に症状がよくなっても、そもそも原因を作り出した、その人ごとの日常の問題や習慣や体の問題までが取り除かれたわけではないのです。

手術にはデメリットもある場合が…

固定を伴う手術を行うと、それによって背骨の柔軟性が著しく失われてしまいます。この場合、固定しているところに比べて、固定していない部分に負担がかかってきます。それは、どうしても日常の生活の中では無理な姿勢を取る必要が出てきてしまうためです。かがんで物を取る。高いところにある物を取る動作など、ちょっとした事でも常に同じ部分に負荷がかかり続けるため、新たな痛みや痺れが生じる原因となり得る場合があるのです。

何がなんでも手術を避けたほうが良いとも限らない

排尿障害や排便障害、また長時間歩くことが出来なくなる間欠跛行の問題が強く出て、日常生活が著しく制限される場合などは、症状をそれ以上進行させないために手術を行います。症状の問題が深い場合は、今度は手術をしないことによるデメリットのほうが大きくなるのです。

腰痛ヘルニアで手術後に再発の可能性は?のまとめ

・ヘルニアだけでなくその周囲を構成する組織が傷つき損傷し、痛みや痺れを起こす直接・間接の原因になっている場合がある。

・手術をして一時的に症状がよくなっても、そもそも原因を作り出した、その人ごとの日常の問題や習慣や体の問題までが取り除かれたわけではない。

・固定を伴う手術を行うと、固定していない部分に負荷がかかり続けるため、新たな痛みや痺れが生じる原因となり得る場合がある。

・症状の問題が深い場合は、今度は手術をしないことによるデメリットのほうが大きくなる。

 

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ヘルニアで手術の前にこれを読んで下さい

大久保整体院の大久保です。
本日もブログをご覧いただきありがとうございます。



今日はヘルニアの最後の手段と
考えられているのではないかと思われる
手術についてのお話しです。




私のような腰痛専門の形で整体院を
やっていると椎間板ヘルニアの患者さんというのは
毎月新規の方が来院されるわけですが、
手術をされた経験がある人も中にはいます。



手術をしたのにわざわざ来院される方は、
多くの場合でヘルニアを除去する手術をしたけれど
また痛みが出てきたという事で来院されます。






果たして手術はした方が良いのか
しない方が良いのでしょうか?





手術に関しては色々な意見があると思うので、
私の個人的な見解で話しをさせていただきます。





結論からいうと
手術するのはカイロプラクティックや整体などの
手技療法やその他の代替医療を試しても
どうしてダメだった時の最後の手段にして欲しいと思います。
もちろんそれには理由があります。




理由としては
手術をした場合と
手術をしない保存的治療をした場合を比べた時に
半年以降の成績が変わらない(文献によって期間は変わります)
というデータがあるからです。



つまり、手術をしてもしなくても
半年後の腰の状態には差がないという事です。





また手術すれば体の組織に傷がつくので、
その部分は修復の過程で癒着するので
動きが悪くなります。
少なくとも手術前の元の同じ体には戻りません。







なので手術は早まらずに手技療法を受けたり
もしくはしっかり体を休めて
一度ストレスをしっかりリセットする環境を作ってみる。




手術以外で出来ることをしっかり取り組んで下さい。





そして、ヘルニアが腰痛の痛みの原因となっていないような場合
手術しても痛みが変わらずにあるという事例もあります。






もしあなたが骨が変形しているからとか
ヘルニアが飛び出ているからと言われ
手術も選択肢のひとつに入っているなら、
筋肉や関節・筋膜に対する治療を
高い技術を持つ整体院などでしっかり受けてください。





よくあるのが
骨が変形しているから痛みがでている
などというのは全くの勘違いです。
骨は痛みを感じません。




それを知らなければお医者さんの
言う事を全て鵜呑みにするしかないですが、
自分の今後の人生も左右する事であれば
あなた自身もしっかり体の事を知る事も大切です。






しかし骨は痛みを感じませんが、
変形した骨の周辺の組織は
無理なストレスがかかっている事によって、
痛みを生じる状態が起こっているかもしれません。





筋肉や筋膜の状態によって痛みが形成されます。
その良くない状態が長期間続いていると
結果的に関節の動きに偏りを生じたり
うまく動かないことによって、
筋肉の過剰な緊張につながります。





痛みの原因というのは、
そういった部分なのです。
そこに対して適切な調整を行っていくと
痛みは改善していくものです。





何でもかんでも手術をすれば
解決をすると思っていると痛い目にあいます。
手術は最後の手段であって、
まずは他の可能性をつぶしておく必要がある。
これを覚えておいてください。



本日もブログをご覧いただきありがとうございます。


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椎間板ヘルニアに自然治癒はあるのか?

椎間板ヘルニアに自然治癒はあるのか?

背骨は椎体と呼ばれる骨が連なってできていますが、それぞれの椎体の間には椎間板というクッションの役割を果たす軟骨がはさまっています。椎間板は円板状で、内部の構造は木の年輪に似ています。外側の線維輪と呼ばれる部分は硬く、内側の中心部分にある髄核はゼリーやつきたての餅のような柔らかい物質でできています。

椎間板の中のヘルニアと呼ばれるものが飛び出す

椎間板に強い力がかかると、椎間板の外側の線維輪がひび割れ、内部のゼリー状の髄核(ヘルニアと呼ばれる物)が線維輪から外に飛び出したり、線維輪が変形して元に戻らなくなってしまいます。
その結果、飛び出した椎間板が背骨の中を通る神経を圧迫することがあります。

椎間板ヘルニアが小さくなる?!

じつは、大きく飛び出したヘルニアほど小さくなりやすいことが分かってきています。
椎間板が大きく飛び出した例でも、時間経過とともに飛び出したヘルニアが縮小していくことがMRIでも確認されている例があるのです。

これは、マクロファージと呼ばれる細胞がヘルニアを異物として食べて吸収してくれるからです。
しかしすべての椎間板ヘルニアが吸収されるわけではなく、1年以上経っても大きな椎間板ヘルニアが全く小さくならないこともあります。

椎間板ヘルニアに自然治癒はあるのか?のまとめ

・椎間板の内部の構造は木の年輪に似ていて、中心部分にある髄核はゼリーのような柔らかい物質。

・椎間板に強い力がかかると、内部のゼリー状の髄核が線維輪から外に飛び出したり、線維輪が変形して元に戻らなくなる場合がある。

・大きく飛び出したヘルニアほど小さくなりやすいことが分かってきている。

マクロファージと呼ばれる細胞がヘルニアを異物として食べて吸収してくれる

すべての椎間板ヘルニアが吸収されるわけではなく、1年以上経っても大きな椎間板ヘルニアが全く小さくならない例もある

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なぜ椎間板ヘルニアは痛いのか?

なぜ椎間板ヘルニアは痛いのか(一般論編)

まず、世間一般的に言われているヘルニアの痛みの原因というものをお話ししましょう。
一般論としては、ヘルニアによって圧迫されている神経根に障害が起こると、その神経が支配している部位に痛みやシビレ、麻痺などの症状が現れるとされており、ヘルニアの脱出の程度と脊柱管の中の状態により、症状には違いがあるとされています。

椎間板ヘルニアの3つのはみ出し方について

次にヘルニアになった時のはみ出し方についてもお話します。
椎間板ヘルニアは椎間板がどのようにはみ出しているかによっても分類されています。
椎間板ヘルニアになると、椎間板の内部の髄核が周りを囲む線維輪に飛び出し、ときには線維輪を突き抜けて椎間板から脱出しています。こうして飛び出した髄核や膨らんだ椎間板が椎骨の後方にある脊髄や線維輪の中に止まったまま突出した場合は「突出型」、髄核の一部が線維輪を突き破ってはみ出した場合には「脱出型」、さらに髄核が線維輪から脱出して椎間板から離れてしまった場合には「脱出移動型」と呼ばれています。

椎間板ヘルニアの痛みの真実

近年では、ヘルニアによって圧迫が起こるとどうなると考えられているのか?
椎間板が脊柱管の中に飛び出し、馬尾神経や神経根を軽く圧迫しただけでは、腰痛や足の痛み(坐骨神経痛)は起こらないとされています。
では強い圧迫ではどうなのか?
椎間板が大きく突き出し、馬尾や神経根を強く圧迫すると、圧迫による体への影響は痛みやシビレではなく麻痺が起こるとされています。さらに、研究結果により画像検査の結果ヘルニアが出ていても痛みやシビレの症状は何も出ていない場合があるという事が確認されています。

また、日本の大学病院の研究により、神経根への機械的圧迫がなくても、神経根の機能障害が発生することがわかっている。つまり、神経を圧迫していなくても神経症状が出る場合が確認されている。世間一般に言われているヘルニアの原因は現実的にこのような研究も含めて臨床を考えると、画像のみでヘルニアと判断するのは早急と考えられる。

なぜ椎間板ヘルニアは痛いのか?のまとめ

・一般論としては、ヘルニアによって圧迫されている神経根に障害が起こる。

・神経に障害が起こると、その神経が支配している部位に痛みやシビレ、麻痺などの症状が現れるとされてる。

・近年では神経根を軽く圧迫しただけでは、腰痛や足の痛み(坐骨神経痛)は起こらないとされている。

近年の研究結果により画像検査の結果ヘルニアが出ていても痛みやシビレの症状は何も出ていない場合があるという事が確認されている

日本の大学病院の研究により、神経根への機械的圧迫がなくても、神経根の機能障害が発生することがわかっている

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椎間板ヘルニアや腰痛で使うコルセットってどうなの?

ヘルニアで痛い!コルセットは必要?

腰の痛みや首など痛みを訴える人が病院を受診すると、生活の質が非常に悪い場合を除き、まず保存療法が勧められます。
保存療法では生活習慣についてのアドバイスの他、痛い止めなどの薬剤が処方されます。また、場合によってコルセットや頚椎カラーなどの装具を着用して腰や首を保護するように指導されます。

コルセットの役割とは

こうした装具を用いると、不意に体を動かして痛みが出ることを防ぐなど、腰の動きを制限することによって腰痛やヘルニアの症状を和らげる効果を期待しているのです。

コルセットを長期間使う弊害はある?

しかし、コルセットは長期に渡って漠然と使用すべきではないとされています。長期間使用すると、患部周辺の筋肉に変わって装具が体を支えることになるので、結果的に筋肉が弱くなったり萎縮してきてしまうためです。自分の筋肉で十分に支えられなくてはかえって腰の痛みは悪化しかねません。

骨折や手術後などの場合を除き、1ヶ月以内に症状が和らがない場合は、医師は装具の使用を続けるか検討する可能性があります。

腰痛やヘルニアで使うコルセットの種類は?

コルセットには様々な種類があり、目的や症状・生活上の希望に応じて使い分けられます。
腰痛には一般的に軟性コルセットがよく使用されます。軟性コルセットは背骨を補強するような支柱が入っています。コルセットはお腹の内部の圧力を高め、腰の骨を正しい状態に保つとされています。

これに対して硬性のコルセットは腰と背中をしっかりと固定するためのもので、腰椎分離症など骨にヒビや骨折がある場合に、腰の保護のために用いられます。最近ではプラスチック製のジャケット状の装具がよく用いられています。

<腰痛ヘルニアで使うコルセットのまとめ>

・痛みを訴える人が病院を受診すると、生活の質が非常に悪い場合を除き、まず保存療法が勧められる。

・装具を用いると、不意に体を動かして痛みが出ることを防ぐことが期待できる。

・コルセットはお腹の内部の圧力を高めることによって、腰を安定させる効果を期待している。

・長期間使用すると、筋肉の代わりに装具が体を支えるので、結果的に筋肉が弱くなりかえって腰の痛みは悪化しかねない。

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腰痛やヘルニアになりやすい職業は?

生活習慣や職業などの環境は腰痛に関係あり

生活習慣や職業なども腰痛やヘルニアを起こす問題の原因として大きく関係しています。
これは背骨のクッションの役割を果たしている椎間板にかかるストレスが、体の態勢によって大きく異なるためです。
研究によると、横になって寝ている状態の時に椎間板にかかる圧力を1とすると、座っている時には5〜6倍、立っている時には4倍、中腰で物を持ち上げようとすると8〜9倍の圧力がかかります。

デスクワーク・立ち仕事どちらも腰痛に関係する?

そのため、事務系や運転手など仕事で長時間座っている人には、腰の椎間板がはみ出すヘルニアになりやすい傾向があります。ヘルニアなどの問題はでなくても、このような人は腰に負担がかかる物理的な環境があるので、腰痛になりやすいことが知られているのです。

また、看護師や介護士、工場などの現場仕事や、運搬・配達などの重いものを持つ作業や中腰姿勢での作業が必要な人も負担が重なり腰痛やヘルニアになりやすいのです。

こんな場合も職業柄の腰痛

スポーツ選手やダンサーなど体をよく動かす場合も腰の問題が出る場合があります。こうした方たちは若い頃から激しい練習をしているので、思春期に疲労骨折や腰椎分離症などを起こす場合があり、それが治らないまま痛みに耐えながら練習を続けることがあります。

また野球、ゴルフなどは体に強いひねりを伴うスポーツなので、椎間板ヘルニアや腰痛が発症することは物理的にも起こりやすいのです。

腰痛やヘルニアになりやすい職業まとめ

・生活習慣や職業なども腰痛やヘルニアを起こす問題の原因として大きく関係している。

・事務系や運転手など仕事で長時間座っている人は腰痛やヘルニアになりやすい傾向がある。

・中腰姿勢での作業が必要な人も負担が重なり腰痛やヘルニアになりやすい。

・スポーツ選手やダンサーなど激しく体をよく動かす職業も故障などによって腰痛などは起こり得る。