坐骨神経痛とは全く関係ないと思われがちなタバコですが、実は関係があります。坐骨神経痛の症状は神経が圧迫を受けたり、坐骨神経痛の症状を引き起こすのに関連する筋肉の血流不足は症状を出しやすくさせます。
タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があるため、タバコを吸うとさらに血流が悪化します。結果、体内が酸欠状態になることによって坐骨神経痛の症状を治りにくくさせてしまうのです。
椎間板を構成している髄核の成分の一つにコラーゲンがありますが、その生成に関わるビタミンCをニコチンは破壊します。結果的に椎間板は徐々に劣化して弾力性を失っていくことになります。特に椎間板ヘルニアがある方や坐骨神経痛の症状がある方は、椎間板の劣化を早めないためにもタバコの量を減らしたり、出来ることなら禁煙しましょう。
禁煙をした場合、ニコチンには強い依存性があり、しばらくはイライラや集中力低下などの禁断症状に悩まされるかもしれません。しかし、これらの症状は一時的なもので、通常は3日目頃をピークに数週間で消失します(散々聞いてきた話かもしれませんが…)。喫煙による影響は血液中の酸素を奪うので、坐骨神経痛に限らず、心臓病や血圧、ガンやありとあらゆる病気に発展する元になります。
少なくとも、喫煙が痛みに関係することを知っていただき、痛みを改善したい気持ちがあれば、少しでも本数を減らす努力を考えてみてください。
・坐骨神経痛の症状を引き起こすのに関連する筋肉や神経の血流不足は症状を出しやすくさせる。
・ニコチンには血管を収縮させる作用があるため、タバコを吸うとさらに血流が悪化し痛みが出やすくなる。
・禁煙をした場合、ニコチンの強い依存性で、しばらくイライラや集中力低下などの禁断症状が出る可能性がある。
・まずは喫煙が痛みに関係することを知り、痛みを改善したい気持ちがあれば、少しでも本数を減らす努力を考えてみるのが賢明。
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