まず最初に首の構造についてお話ししておきましょう。
首の骨は複雑な形をしており、7つが連なると、内部に管状の空間ができます。これを頸部脊柱管と呼び、その中に脊髄が通っています。
脊髄は脳と全身を結ぶもっとも重要な神経の幹であり、脳が送り出した全ての運動を命令する信号はここを通って手足に伝わります。逆に、手足が受け取った全ての感覚信号もここを通って脳に伝えられます。脊髄からは個々の骨ごとに一対の神経根が枝分かれし、椎骨と椎骨の間の椎間孔と呼ばれる穴を通って出て行きます。
脊髄やそこから枝分かれするこれらの神経は、周囲からの異常な圧迫を受けることがあります。圧迫を引き起こす原因となるのは、骨の変形、椎間板の突出( 椎間板ヘルニア)、靭帯の肥厚や骨化などです。
脊髄や神経が圧迫を受けると、それぞれの神経が支配している体の領域に、痛みや運動障害、知覚の麻痺などが起こります。これを神経由来の症状と呼びます。脊髄の圧迫を放置すると脊髄の中の血液の循環が悪くなり、最悪の場合、脊髄を作っている神経細胞が徐々に死んでいって、ついには麻痺が回復しない程度まで進行します。
・脳から首を経由し送り出された全ての運動を命令する信号は脊髄を通って手足に伝わります。
・圧迫を引き起こす原因となるのは、骨の変形、椎間板の突出( 椎間板ヘルニア)、靭帯の肥厚や骨化などがある。
・脊髄や神経が圧迫を受けると、それぞれの神経が支配している体の領域に、痛みや運動障害、知覚の麻痺などが起こります。
・脊髄の圧迫を放置すると脊髄の中の血液の循環が悪くなり、脊髄を作っている神経細胞が徐々に死んでいって、最終的には麻痺が回復しない程度まで進行する。
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