背骨は椎体と呼ばれる骨が連なってできていますが、それぞれの椎体の間には椎間板というクッションの役割を果たす軟骨がはさまっています。椎間板は円板状で、内部の構造は木の年輪に似ています。外側の線維輪と呼ばれる部分は硬く、内側の中心部分にある髄核はゼリーやつきたての餅のような柔らかい物質でできています。
椎間板に強い力がかかると、椎間板の外側の線維輪がひび割れ、内部のゼリー状の髄核(ヘルニアと呼ばれる物)が線維輪から外に飛び出したり、線維輪が変形して元に戻らなくなってしまいます。
その結果、飛び出した椎間板が背骨の中を通る神経を圧迫することがあります。
じつは、大きく飛び出したヘルニアほど小さくなりやすいことが分かってきています。
椎間板が大きく飛び出した例でも、時間経過とともに飛び出したヘルニアが縮小していくことがMRIでも確認されている例があるのです。
これは、マクロファージと呼ばれる細胞がヘルニアを異物として食べて吸収してくれるからです。
しかしすべての椎間板ヘルニアが吸収されるわけではなく、1年以上経っても大きな椎間板ヘルニアが全く小さくならないこともあります。
・椎間板の内部の構造は木の年輪に似ていて、中心部分にある髄核はゼリーのような柔らかい物質。
・椎間板に強い力がかかると、内部のゼリー状の髄核が線維輪から外に飛び出したり、線維輪が変形して元に戻らなくなる場合がある。
・大きく飛び出したヘルニアほど小さくなりやすいことが分かってきている。
・マクロファージと呼ばれる細胞がヘルニアを異物として食べて吸収してくれる。
・すべての椎間板ヘルニアが吸収されるわけではなく、1年以上経っても大きな椎間板ヘルニアが全く小さくならない例もある。
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