手術とは、体を切り開いて病気の原因となっている部分を切除したり、傷ついた部分を修復することを目的としています。
腰のヘルニアの手術も、髄核と呼ばれる椎間板から突出した部分を取り除いて、症状を改善することを目指しています。
手術を行えば痛みや痺れは完全に消えて、元の体に戻れるだけでなく、症状が再発することもないと考える人も中にはいるかもしれません。
しかし、椎間板を突き破って飛び出した髄核だけが問題ではなく、背骨やその周囲を構成する組織が傷つき損傷し、痛みや痺れを起こす直接・間接の原因になっている場合があるのです。そのため手術をして一時的に症状がよくなっても、そもそも原因を作り出した、その人ごとの日常の問題や習慣や体の問題までが取り除かれたわけではないのです。
固定を伴う手術を行うと、それによって背骨の柔軟性が著しく失われてしまいます。この場合、固定しているところに比べて、固定していない部分に負担がかかってきます。それは、どうしても日常の生活の中では無理な姿勢を取る必要が出てきてしまうためです。かがんで物を取る。高いところにある物を取る動作など、ちょっとした事でも常に同じ部分に負荷がかかり続けるため、新たな痛みや痺れが生じる原因となり得る場合があるのです。
排尿障害や排便障害、また長時間歩くことが出来なくなる間欠跛行の問題が強く出て、日常生活が著しく制限される場合などは、症状をそれ以上進行させないために手術を行います。症状の問題が深い場合は、今度は手術をしないことによるデメリットのほうが大きくなるのです。
・ヘルニアだけでなくその周囲を構成する組織が傷つき損傷し、痛みや痺れを起こす直接・間接の原因になっている場合がある。
・手術をして一時的に症状がよくなっても、そもそも原因を作り出した、その人ごとの日常の問題や習慣や体の問題までが取り除かれたわけではない。
・固定を伴う手術を行うと、固定していない部分に負荷がかかり続けるため、新たな痛みや痺れが生じる原因となり得る場合がある。
・症状の問題が深い場合は、今度は手術をしないことによるデメリットのほうが大きくなる。
Copyright © 2014 安城市の大久保整体院 All Rights Reserved.